私と小鳥とジャニーズと

ツイスターゲームの如く沼を掛け持っています

クソDDとは-充実した人生を送る私-

 

 

今回は謎な題名なのだが、どうか深夜テンションであることを踏まえて大目に見て欲しい。

 

その名も、「クソDDとは」。

もはやクソDDとは何かという講座のようになってしまっているが、書こうとしている意図としては私がいかにDDかというこれまたくそどーでもいい内容なので、暇を持て余した上にやることは何もなく本当にボーッとするしかない時くらいにこれを読むかを選択肢に上げていただければ十分である。

 

 

 

まず私のジャニオタ人生はKis-My-Ft2で始まっている。2007年末、友人に勧められ見た少クラで落ちた。明らかなチンピラオーラを放ち人を近寄らせないあの子達の時代だ。その中でも藤ヶ谷太輔という男に落ちた。彼は特に歌やダンス時の色気が半端なく、オス感が凄かった。その頃の私には刺激が強すぎたかもしれない。だがそんな目つきやオーラはトークやゲームコーナーでガラッと変わる。さっきまで身にまとっていたガツガツしているオーラは無くなり、よく笑いよくボケて終始キャッキャしている青年となっていた。まさに少年の心を持った、というのが当てはまる。

 

……藤ヶ谷氏に落ちた話を書いて思ったが、どうやら今回のブログは昔話になりそうだ。(筆者がそっちの話に花咲かせそう←)

 

 

しばらく諸事情で茶の間(たまに現場顔出ししたが)ファンを貫き、つい昨年無事茶の間を卒業した。

 

それまでの間、キスマイをひたすらテレビで追いネットでレポを読みあさり常に情報を追い求めていたが、ちょいちょい気になる他Gも出てきていた。

 

それが、ジャニーズJr、A.B.C-Zである。(正直に吐くと少しNEWSもあるさすがのDDさ)

 

 

Jrは主に安井くんだった。そう、キスマイファンには知らない人がいない茶封筒のあの子だ。

私が気になったきっかけもそれである。ただ「どこかで見たことあるような……?」という点でそれからも釘付けになったのだが(笑)結局未だにどこで見かけたのか思い出せていない。(もはや思い出す気もないとか言わないの)おかげで他のJrも知るようになり今のDDが成り立っていると言っても過言ではない。

 

A.B.C-Zはキスマイを少クラで見ていればかなりの確率で一緒に見るし、前から印象としてはご近所さんというか幼馴染み的感覚。はっしーが1人すごく歳が離れているのに頑張っているなぁと遠くから見ているような。

今となっては最年少23歳と最年長31歳だが、加入当時は15歳と23歳。よく折り合いがついたものだと思う。本当になるべくしてなったグループなのだろう。

 

そんな多数Gを追っかける私の1年は、お金があれば

 

1月2月辺り ジャニワ

3月 少クラ番協(当たれば)

4月 滝沢歌舞伎

5月 ジャニーズ銀座 A.B.C-Z戸塚舞台(あれば大体ここら辺、今年は寝盗られ宗介)

今年は6月にもA.B.C-Z河合橋本のコインロッカーベイビーズがあった。

6~9月辺り 大体キスマイ、えびコンサート

7.8月 サマステ サマパラ

9月 ドリボ 少年たち

10月 ABC座

12月 カウコン

 

とまあ軽く出しても1年ぎっしり現場がある。

もう一度言う、お金があればの話だが。

おかげさまで1年間が早い早い。

 

で、何を語りたいのかもう自分でもよくわからなくなってきたのだがとにかくDDなだけあってすごく毎日充実している。

よく思われるが決してそれぞれの魅力が欠けていて飽きるから他に目移りするという訳では全くない。

みんなに魅力がありすぎるのだ。

 

 

JrはJrでデビューを夢見て凄く頑張っている。デビュー前だからこそ見れる輝きがそこにはある。キスマイ、A.B.C-Zにももちろんあった。

デビューしたキスマイとA.B.C-ZにはJrよりもまた先に進んだ、バラエティなど返しやしゃべり、細かい技術をもっともっと取り入れようとしている熱心な姿があるし、ライブなどでは自分達でどう演出してくるか毎回楽しみである。毎年、こう来たか!と度肝を抜かれるのが楽しい。

またグループごとでもそれぞれのタイプは違っていて、どちらも見ることでそれぞれの良さがすごくわかる。

それによって自分が評論家のようになりかねないのだが(笑)

DDだと色々見るため、それぞれの世界がわかってくる。一つの所だけ見ていればみんな大体こういうものなんだと思いがちだが、他も見ることで新しい発見がある。本当にコンサートなどはそれぞれで同じ場所を使っていたとしても演出がガラッと変わってくる。その違いはすごく面白いのだ。

 

 

どうですか奥さん、あなたもDDになってみませんか?(勧誘)

 

 

ただ欠点を出すとすれば私の今年の夏はサマステキスマイえびと盛りだくさんだった為に現在の虚無感が凄まじい。

ましてやサマステはすのらぶ公演に行ったのだが奇跡的にキスマイ魂にはバックにすの、えび魂にはバックにらぶがついたために供給が半端なかったのだ。

 

あぁSnow Man……Love-tune……キスマイ……えび……

 

 

お母さん、将来結婚できなかったらごめんなさい(๑>؂•̀๑)テヘペロ

 

 

衝撃作、コインロッカーベイビーズ

 

 

 

 

6月18日、私は赤坂ACTシアターへコインロッカーベイビーズを見に行った。

 

1ヶ月以上前に原作本を買い毎日少しずつ噛み砕いて読み、それはもうとにかく楽しみでワクワクしていた。

 

 

今回A.B.C-Z河合郁人、橋本良亮が主演で実写舞台化されたコインロッカーベイビーズだが、ジャニーズJrからは真田佑馬も出ている。

原作を読んだ自分としては、

「これをどう舞台化するんだ!?」

というのが第1の心配だった。

 

この作品はうまく言い表す事ができないのだが、なにかすごく、人の心に訴えるものがあり考えさせられる。文章も全てストレートであり、世間的には「グロい」と言われるような事もオブラートに包むような言い方はしていない。だが、それでこそこの作品が成り立つ。もちろん性の表現も出てくる。でもいやらしく感じないというか、いや表現は生々しいのだが、全てコインロッカーに捨てられた2人が経験した中の一部であってこれだけ別に考えることがない。

 

 

そんなこの作品は、私の心配をいい意味で裏切った音楽劇に実写化された。

 

 

出演者全員の全身全霊かけた演技が見れた。

 

もう演技というよりも役そのものに見えてくるのだ。

 

だんだん壊れていくハシ、常に冷静だが内に何かを秘めていそうなキク。

 

そんな今回の舞台は原作のようにすごく心にくるものがあって最後のカーテンコールはスタンディングオベーションしながら泣きそうだった。いや、実際少し泣いてしまっただろうか。

 

 

二人の男が生きていくのに、ここまで壮絶な経験をすることがあるのだろうか。

 

コインロッカーベイビーズの世界は異世界のようで要所要所この現実世界を捉えている。 キクとハシだけでなく、出てくる人物皆全て人生をがむしゃらに生きているのだ。 重いのに面白く、(笑ってしまうという意味の面白いではなく)そして考えさせられる。この話は不思議な力を持っている。

 

どうか大千穐楽までキクとハシたちには突っ走っていってほしい、その滲み出る大きな生命力のオーラを持ちながら。

 

 

……出来ることなら、もう1度観たかった。

「ジャニーズ=カッコイイ」の捉え方

 

 
今回はただの自己満で自論を語りたいだけなのだが……。
 
 
 
自分がオタクになる前、ジャニーズはみんなかっこいいものというか、そういう定義で成り立っているものだと思っていた。
 
今も一般からすればかっこいいのは当たり前で、その人にとってかっこよくないと「ジャニーズなのに」と言われることも多い。
正直貶しになるが私の自担グループは自分達でかっこ良さのピラミッドの一番下と言ってしまうくらいなのでそれなりには「……かっこいい?」と知り合いからご機嫌を窺いつつ聞かれることが多い。そういう時は「人それぞれだとは思うけど私にとってはすごくかっこいい」という旨を答えるのが毎度だ。そう、人それぞれで違うのだ。こいつブサイクじゃね、と思う人もいれば普通、かっこいいと思う人もいる。
 
私もファンになってジャニオタの世界に飛び込んでから気付いた事がある。
一般の方とオタクのジャニーズ=カッコイイの捉え方が違うのだ。私の場合だがジャニーズ界隈の知識を持つようになるとその人の見た目というより内面がよく印象に残る。『美人は3日で飽きるがブスは3日で見慣れる』とも言うが、正直そんな顔は好みじゃなくとも色んな面で性格や歌、ダンス、演技などに触れる機会がたくさんある。いつの間にかあだ名で呼んでいて、いつの間にかライブで団扇を振っているのだ。
もちろん、顔のかっこよさがない訳ではない。だけど、顔のかっこよさが全てでもない。
 
 
タレントや歌手他色んなジャンルがある中で、ジャニーズというくくりで外から見る一般の方と、もはやそのくくりのオタクで中に入ってしまっているジャニオタではまず見方が違うのだと思う。
 
 
だから、友達のジャニオタが自分から見て不細工じゃないかと思うような人を追っかけていても「きっとこの人には歌とかダンスとか何かしら惹かれるものがあるんだろうな」と温かい目で見てあげて欲しい。
 
それと、一部は確かに「この人は一番かっこいい、この人のことを不細工だなんて言う人はただの妬みだしそいつの方がよっぽど不細工」みたいに自担を神のように讃えている熱烈系の人がいるが、大抵は自分の中でオタ活をして「え?ブサイク?まあ私にとってはかっこいいからなんでもいいやw」のようなゆるふわ〜な人だということもわかっていてほしい。
 
 
 
要するに、ジャニオタ=面食いというわけでもない。

Gravity・花言葉

今日はエビキス共に新曲の発売日。

キスマイはCD、えびはDVDつーことでランキングとしては被らないようになってる。さすがっす。

発売日といえど昨日安定のフラゲをしたのだが、先に見た花言葉に案外ハマってしまい。

切ないわーとか言いながらリピった結果Gravityが初回Bしか見れずに終わるという。(笑)

改めて今日、全部見終わりました。

GravityのMVは今までのと比べると自分の中ではかなり好きな方かもしれない。振り付け講座はどんどん緩くなっていくけどね。w

レコーディングでは自担がいろんな役に挑戦したいと言っておりましたが、是非ともふざけた役やってください。(現実では供給されないからです)

いつもいつもキスマイらしいで片付けられてきた曲説明だけど、やっとこさ私の中の「キスマイらしい」と合致した気がした。キスマイはやっぱりガシガシ踊ってくれるのがいいな。もちろん、たまにはふんわり優しくていいんだけどね。

花言葉はそもそも曲が染み込んでくるtheいい曲って感じなのはわかっていたけど、さすが25分ものドラマ型MV。ちゃんと歌詞一つ一つピックアップして作られてるから意味がわかりやすいというか、曲の内容を捉えやすい。こういう形凄くいいと思った。5人中2人が靴がインヒールで身長盛ってます暴露してたけどw

最後に出てきたかすみ草(まずかすみ草であってるのかも不安←)。私なりの解釈だけど調べていろいろ出てきた中の、自分は目立たず他の花を引き立たせる「親切」が1番それっぽいかなと。『婚約者(バラ)を引き立たせた理学療法士(かすみ草)』てな感じかなーと受け止めております。

さてさて、エビキスはどちらも5周年イヤーに突入していて。どんな1年になるのかなとウキウキしてる所。その初っ端で久しぶりのデイブレが見れるというから余計期待。(笑)

……ところでよく5周年イヤーって使うけど、直訳すると5周年年だよね。…なんで使い出したんだろうかwww

まあそれは置いといて。えびは手帳なのが被っててカレンダー買ってないんだけど、キスマイの方には横尾さんの的を得たお言葉が書いてあって。

(`へ′)『最近よく考えていることは、キスマイはデビュー当時のガムシャラ感を取り戻さなきゃいけないんじゃないかなってこと』

……よく言ってくれたね、横尾さん(´;ω;`)

バラエティとかでもこなれてしまったかなぁっていうのは色々見てても良くわかる。

よく言えば学んで吸収して慣れてきたんだよね。でも対応がわかる、要するに空気読めるようになっちゃったからこその「こなれた」感が最初の頃の初々しさを思い出させるというか、あの頃は……って思う時もある。

でもその両立なんて不可能と言っていいほど無理だよね。 色んなファンの心情があって、自分達はそれに応えなきゃいけない。今までも、これからも。

とても大変なことだし、悩んでやっていってると思う。だからこそ、決めたことなら必死に応援していきたい。

ファンは常に応援と少しの愚痴(改正案←)があればいいのかな、と思っております。

頑張れ、Kis-My-Ft2。頑張れ、A.B.C-Z

この5周年がピークじゃなく、これからもっと上へ行く通過点として良い年になるように見守っています。

プレゾン久しぶりに見たら



こないだ急にプレゾン見たくなって引っ張り出してきた。

で、なぜかshow timeから見たんだけど。(笑)



やっぱ良いな祈り和バージョン!!!



キラキラしてる片袖だけ振袖になってる綺麗な衣装纏って、ローラー履いて、刀なり槍なり持って……。
ホント、これ見るだけでもう元取れてるわー。(いつも思う←)


今回見ててラストうるうるしちゃって。(深夜テンションだったのもあるけどw)
なんて言えばいいのかな、、この時は将来を夢見てたの思い出したというか、デビューしたらの事を自分勝手に想像してたなぁなんて。

なんかもう7年も経つことがびっくりだわ。

プレゾン2009ってショーの期間が始まってしまうまでのみんなが舞台を作る話だけど、所々ふざけてるようなとこ(笑わせてくれるとこ)もありながら、でもセリフ一言一言が心に残る。心打たれる。

これ見てよく思うけど、今玉ちゃんはホントにセンターらしくなったというか男らしくなったね。
この頃は引っ張っていくというよりかは必死って感じで、まだふにゃふにゃ玉ちゃんオンリーというか。言葉悪いけど、へなちょこ感オーラ出てたというか。とにかく、まだ器が出来上がってなかった時代。

藤北もギリギリでまだ頑張って引っ張ってってる時代。(がっつり2人で引っ張っていってたのはもう少し前かな)特に玉ちゃんが背中見て育ってる感じがある。

みんながみんなガムシャラに突き進んでた頃。練習見ててもそうだけど、この頃のキスマイは青春!!っていう青春過ごしてて、もの凄く輝いて見える。今ももちろん輝いてるけど、それとはまた違う輝きで。色んな可能性を秘めてるというか、これからどう進んでいくんだろうってワクワクを感じるようなJrならではの輝き。

誕生日の見ててもまだガヤは22歳で、ニカは19歳。ガヤなんて顔面ケーキノリノリでやっちゃう頃。
みっくんがニカの誕生日(当日休演日だったから祝ったの前日だけど)に言った「ずっとそのまま変わらないでいてくれよ。」って言葉、とってもじんわりきた。

みーんな変わらないでいてくれればいいのになぁ、って意味で現在の爽やかキスマイを見て思ったり。

まぁでも、それはちょっとした我が儘みたいな気持ちだし、時は流れるもの。今まではこういう軌跡があるけど、これからはまだまだわからない。

キャラが変わっても、どんな道進むにしても、どれだけ個々の仕事が増えても、みんなが向いてる方向はずっと同じであってほしい。
そういう意味で、キスマイ7人ずっとそのまま変わらないでいてくれたらそれでいい。

信長協奏曲(ネタバレなし)



私は今日玉担のお友達と共に信長協奏曲を見てきた。


信長協奏曲といえば現代からタイムスリップしたおバカなサブローが、顔がそっくりな信長と入れ替わって天下統一を目指してくっていう話で。


映画ではドラマの続編を描いているのだが、ドラマ同様たまに出てくるおふざけが面白いし微笑ましい。

簡潔に言ってしまうとこれは本当に感動モノで、お隣の見ていた方々も鼻を啜っていた。あんなおバカで歴史なーんも分かってないサブローが戦だったり危機に陥ると策をババンと出して決めたことはビシッとやる、頼れる大将に成長したのだ。まさに武士の心意気というか。とにかくかっこいい。


最後のエンドロールで「藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)」と出てきた時、本編で散々泣いたのにも関わらずまたホロリと泣いてしまった。こういうお話に、携わらせてもらえるようになったんだと。

Jrの頃なんかは写真集出したりして「Jrとしては珍しいんじゃない!?凄くない!?」なんて勝手に思って人気やばいんじゃないなんて舞い上がって、でも実際世間はそんな甘くなくてWSで取り上げて貰えたと思ったらキスマイフィットツーなんて勘違いされてるくらいで。

デビューしたらしたで当時とかは特に散々ジャニーズとは思えないとかブサイクだとかなんの取り柄があるの?なんて言われ。

そんな事を一気に振り返っちゃって、しみじみ。(本編で泣いたせいかセンチメンタルだったので特に)


今回は流石に公開から1ヶ月も経っていないのでネタバレを控えたかったから、ドラマ分であったりCMであったり、既に分かっている情報のみで何とか書ききったけれど、もし時間があったら内容も含めて今度はじっくり語りたい。

ピンクとグレー(多少ネタバレ注意)



私は元々映画館で映画を見ることは年に2.3回。常に金欠の為、DVDになったら借りて見れば全然安上がりじゃん、というスタンスのためだ。
だがここ2、3ヶ月でもう既に2本見てしまっている。レインツリーの国、ピンクとグレー。それに今週信長協奏曲も見に行く。

見事に全てジャニーズ関連ではあるのだがやはり早く見たくて仕方なかったのが本音だ。

一年前から映画公開しますよと焦らされてきたレインツリーの国と信長協奏曲信長協奏曲においてはドラマが映画につなげるように終わっているため特に気になる。

じゃあピンクとグレーは?と言われればこれまたかなり前から公開は発表されていた上、原作を元々持っていてそれがどう変わるのかと期待していたからだ。


今回は1番心を持っていかれたピンクとグレーの感想を綴りたい。


ピンクとグレーは原作がめちゃくちゃ面白かったのだが、映画も映画でとても面白い展開になっていた。終わったあとの余韻が半端ない。62分後の衝撃の後から話が多少難しくなってきて飲み込むのに時間がかかってはくるのだが、原作を読んだ私としては「そう来たか!!」だらけだった。


元々主人公がJUMPの中島くんと聞いて、りばちゃんやるのかぁと思っていたのに流れてくるCMはごっちを演じている。「え?映画はごっち目線なの?」
……そこからまず引っ掛けられていたのだ。
それに62分後の衝撃というのも、ごっちが死んでしまうのには多少早い段階だった。映画といえば大体2時間前後であるため、原作でいう起承転結の転が映画の中盤に来てしまうのか?と不思議に思っていたし、そもそもごっちが首を吊る姿がCMで流れている時点で62分後の衝撃にそれが起用される訳がないのだ。ごっちが死んでしまうのを元々踏まえた状態で衝撃が起きるとは何事だと。私の頭の中には?しか無かった。

だが見終わって全て上手いこと解決した。きっと原作を読んでいた人は私と同じような感覚を持ちながら映画を見たと思う。そして62分後の衝撃で「あ、なるほど、順序を変えたのね。」と。逆に原作を読んでいなかったら結びつくまでにかなり大変なのではないかと思ったが案の定私の友達は映画終了後に解釈は合っているかと私に尋ねた。

友達も私もがっつり映画に引き込まれた。友達は原作が気になる!買うわ!と目をキラキラさせ、私も帰ってすぐ読み直した。原作を生かしたアレンジとはこのことだとひしひしと感じた。

元々原作を読んだ事があるにせよ、まだ読んでいないにせよ、映画によって読み返したくなる。読みたくなる。
原作を踏まえることで映画の理解が圧倒的に深まるのだ。
もし映画を見てあまりうまく飲み込めなかったなら、尚更原作を読んでみるといい。映画にあるそれぞれのシーンがより深く、細かく描写されている。 ただ一つ、私の意見を言うとすると、確実に私は原作の方が好きだ。映画は私のようなお子ちゃまにとってはドロドロ過ぎる。元々話は芸能界のことについて少し踏み切った感じではあるが、原作はもっとあっさりしている。最後はりばちゃんがごっちと同じ道を辿ってやっと一緒になれる、マイナスな事だけど結果はプラス。だけど映画は原作のあっさりした部分をとことん省いた感じはある。最後までりばちゃんはごっちのバーターなのだ。見る人はそこの所を踏まえて見て欲しいとは思う。



私はピンクとグレーの次に閃光スクランブルも読んだ。どうやら私はシゲの本がとことん合っているようで、普段全く本を読まないのにシゲの本にはどんどん惹き込まれる。
Burnも傘を持たない蟻たちはも買いたいのだが、単行本だと外で読みづらいので文庫本待ちだ。(笑)