シゲの作品といえば、今「ピンクとグレー」が映画化されてテレビでもよく番宣してる。
原作はもう読んでいて、もちろん見に行くつもりだ。
私が初めて読んだシゲの作品もやっぱりピンクとグレーで、とっかかりは「シゲが書いたから」だった。
私はパーナを名乗れる程NEWSに詳しくないし見守ってきたわけではない。けど、(さすがDDである私は)以前書いたようにツアーDVDであったりはちょこちょこ持っているし、本人達が出演するテレビがあれば見る。
だから当然『NEWSの加藤シゲアキ、作家デビュー』という情報も当時入ってきたし、かなり遅れたが本も買った。それがピンクとグレーである。
この通り、買った理由としては「え、シゲが小説出すの!?すごい、どんな話だろう読みたい」とまぁこんな感じなのだ。
でも実際読んでみて後悔することになる。
それはジャニーズであったりNEWSではなく、小説家である加藤シゲアキとしての力のこもった作品だった。
しまった、軽々しく手を出して読んでしまったと、そう思った。
それがどれほどの重荷なのかと考えただけできつい話だ。
報道ではジャニーズ初の小説家だとその部分ばかりが取り上げられ、小説が本業の方たちからのプレッシャーもかかる。
それをどちらも納得させる小説を書かなければいけないのだ。一作目にして。
だがピンクとグレーは想像を遥かにズバーンと超えてきた。
私個人の意見だから他の人がどうかは人それぞれなのだろうけど、とにかく面白かった。
本を普段あまり読まない私でも、次が気になって気になって一気に最後まで読んでしまうのだ。
初めて、とっつーが言っていた「本読んでたら朝になってた」ということが分かった。途中で止めたくないのだ。
シゲが紡ぐ文がとても好きだし、セレクトする言葉もすごくいい。書き方も何もかも、すごく読みやすくて自分自身にスッと入ってくる感覚だった。
最初に手に取ったのは確かにNEWSのシゲが書いたから、だった。
見事に私はシゲの書くこの小説の世界に惹き込まれた。シゲの力にまんまとやられてしまったのだ。……悪い気はしないけど(笑)
さて、本の続きを読んでこようかな。