私と小鳥とジャニーズと

ツイスターゲームの如く沼を掛け持っています

戸塚祥太に手を振られて死にかけた話(自己満記録)

 

 

 

ねこひげスマイルで両手をふんわり振ってくれたその瞬間は、全てが終わった後に訪れた。

 

 

 

 

……なんてかっこよく出だしをきめてみたが、私がそんな狙ってかっこよくした所でイタいだけなので、いつも通りの気持ち悪いオタクで突き進もうと思う。狙ってないのに名言が出てきてしまったらそれはもう私の持つポテンシャルなので許してほしい。(誰かツッコンでくれ)

 

 

11月23日、勤労感謝の日である。毎週水曜日にNHKBSプレミアムで放送しているザ少年倶楽部はこの日生放送であり、私は番組協力に参加した。そう、よく見るステージ上の後ろのほうでキャーキャー言っているあれだ。

いや、正確に言うと私はそれじゃないことを狙って番組協力に申し込んだ。

こんなことを言ってしまったら「外れた子の気持ち考えろよ」と考える方も出ると思うのだが、私は今回ステージ上でジャニーズさん方の後ろにつかなくていいと思っていた。

いや、後ろにつくのは全然いいのだ。いいのだ、というかむしろあざーーーーーース!!!!!!と言いながら土下座するくらいにありがたいし嬉しい。ただ、万年運動不足&動くの嫌いな超不健康女の私にはあの振付と終了後のダッシュが億劫すぎるのだ。特に私みたいな体力無し野郎は当日の練習時点で体力をかなり使ってしまいヘロヘロで本番を迎える。いやいやそんなジャニーズのすぐ近くに居られるだけという虫のいい話があるわけがない、というのはわかっている。番組協力であって、振付などを頑張るからこそ近くにいさせてもらえるという当たり前のことだ。

友人にも「終わった後走るよ」「腕筋肉痛になるよ」等々事前に教わってはいたがやはり実際経験してみないとわからないもので、前回初めて番組協力したことで「マジかよこんな近いの!?」「これは現実?夢?」「おっお金は……えっいらないんですか?」と感じた反面「こっこんなに体力使うのか……!!!!(運動不足女の感想であるため参考にしてはいけない)」と思い知った部分もあり、終わった後にこんな所でJrやえびセクゾジャニストが見られるなんて超幸せだとは思いつつこんな体力皆無女は向かないなと思い少クラ番協はしばらく応募しないことに決めた。

 

そんな私がさっさと少クラ番協に応募してしまった理由は、生放送だったからだ。思い出してみてほしい、前回の生放送を。スタジオからの放送で、番組協力の子達はステージ側にはいなかった。

それが番組始まって初の生放送だったにも関わらず、私は生放送=スタジオというイメージがつき「もしや普段の番協よりかは体力消耗しないのでは……?」と思い軽率に申し込んでしまった。実際はNHKホールだったし、しかも生放送なことにより途中ではけることが無いので振付は普段より多かった。どれをやるかわからない生投票曲もあったので頭もパンパン。(瞳のスクリーン覚えたんだよぉ……愛を叫べだったけど……)だけどやっぱり生で、こんな近くで見れる場が当たったことにひれ伏すほど感謝をしながら当たったからには全力でいってとことん楽しんでやるとメラメラやる気を出し挑んできた。

 

 

 

まあお察しの通り早々に体力を奪われ、力の源は目の前にいる輝くアイドルな状態で頑張り続けたのだが、そりゃあもうやっぱり楽しくて夢のような時間だった。その為なら腕が痛くたってこの後待ち受けているダッシュする運命だってなんでもいいと思えた。

 

光の速さで番組は終わり、あぁそろそろ走らなきゃいけないと頭をよぎりながらも幕はどんどんしまっていく。だが私達はステージ上なのでまだ目の前に出演者がいる。彼らは幕が閉じるまで客席の方に手を振り、閉じきってからはこちらに手を振りながらはけていってくれた。

 

ここだ。やっと本題にたどり着いた。

彼らがこちらに振り向く時、私はこんな近くでなかなか見れない分目に焼き付けておこうと戸塚くんを見た。戸塚くんが歩きながらもふんわりとこちらに振り向く。髪がなびく。

 

 

美しい……。

 

 

その姿に圧倒されながらも、勇気を出し「と、とっつー……」とボソボソ言いながら手を振る。

 

まだ真ん中の方を見ている。私の位置は端。はけてきたらもしかしたらこっちを見てくれるかもしれない。あと少し、あと少し……。

その時間はとても長く感じた。

その時、戸塚くんはふとこちらに目を向けた。

「と、とっつー……!!!!」さっきより若干声がボリュームアップしながら手を振る。

 

 

 

すると。

 

 

 

戸塚くんの移動に合わせていつの間にか体の向きがみんなと違う方向にギュインと向いている上に戸塚くんしか見えていないイタいオタクに気づいてくれたのかニコッとねこひげスマイルを見せて両手をブンブン振ってくれる戸塚くん。

 

 

う、嘘だろ……!?!?

 

 

 

いやいや、今のは幻覚か?私はついに頭おかしくなったか?一通り頭の中でぐるぐるしてから、思い出す直前の映像。やっぱり幻覚でも夢でもない。手が震えた。えっこっち向いてたよね私個人にじゃあないとしても目が合ったと思っちゃうくらいには本当にここら辺を見てたよな、なんて考えていたら今度は私達がはける番に。

今ならいくらでも走れるんじゃないかくらいのパワーが溢れ出ていて、気付いたらもう解散していた。

 

 

アイドルのパワー半端ねえ。

 

 

大迫半端ねえとも思い浮かんだ私、誰か殴ってください。

 

帰宅路を歩きながらも頭の中でずっと流れるあの時の映像。やばいどうしよう。(どうすることもないのに思ってしまうオタクあるある)

 

あの笑顔は罪だ。普段テレビでもやられているのに、生で見たら殺される勢いだ。

 

いつからか沼にはまってからもはや自ら潜っていっている自分がいる……。

 

この日のことはずっと鮮明に覚えていると思う。だけどもしもの為に残しておきたくて、このブログを書いておく。